動物介在療法は、厚生労働省に認可されておらず、保険で認められていないので高額な医療費がかかります。

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なぜ日本では動物介在療法が普及しないのか

 

欧米で行われている動物介在療法Animal-assisted therapy-AATとは、病気の治療を目的として、患者の担当医、獣医師、医療スタッフ、記録係などのチームが、動物と一緒に取り組むものですが、

 

日本で行われているアニマルセラピーは、動物介在活動Animal-assisted activity-AAAというボランテイアが、動物とともに、治療の手助けとなるよう、娯楽を通して、患者の心を癒すというものです。

⇒動物の癒し効果とは

 

日本で治療を目的とした動物介在療法Animal-assisted therapy-AATが普及しない原因の一つとして、厚生労働省に認可されていないということがあります。

 

ボランティア

動物介在活動Animal-assisted activity-AAAは、厚生労働省の進めている老人保健健康増進等事業の一環として、認可されている団体もありますが、動物介在療法Animal-assisted therapy-AATは、保険で認められていないのが現状です。

 

動物介在療法Animal-assisted therapy-AATは、大人数の医療チームが治療に当たる必要があるため、個人負担で行うとなると、高額な医療費がかかってしまうからです。

 

また、日本では薬や、新しい医療行為に対する基準が厳しく、認可されるまでに長期間を要するという事情や、上記のような理由から十分な医学的検証が揃っていないという理由もあります。

 

欧米では、高齢者がペットと暮らすことで、病気になる確率が減少した、

  • 自閉症の子供が犬と一緒に行った動物介在療法Animal-assisted therapy-AATによって、症状が改善した、
  • 身体に障害をもつ子供が、乗馬を取り入れた治療によって、身体が動かせるようになった

などの検証結果が出ています。

 

日本国内でも、動物介在療法Animal-assisted therapy-AATの効果を信じ、普及に努めている医師も少なくはありませんが、今後の課題としては、多くの人が動物介在療法Animal-assisted therapy-AATに対して認識を深めることが、普及につながるのではないでしょうか?

 

その為には、まず、動物の持つ癒しの効果を知ること、動物介在活動Animal-assisted activity-AAAを普及させることとともに、動物を敬い、大事にするという動物愛護の精神を一人一人が持つことが大切だと思います。